高齢者の75歳女性で、年金生活者です。5年前に夫が亡くなり、2人の娘は結婚して独立しているので、1人暮らしをしています。
年金は年約130万円で、月11万円程度で、その他不動産収入が月約10万5千円。貯金は1000万程度です。毎月の生活費の内訳は以下の通りです。
- マンション管理費:2万
- 公共料金:2万
- 食費:5万
- 娯楽、交際費:2万
- 駐車場:1.5万
- ガソリン:0.5万
- 通信費:1万
- 医療費:1万
- 生活雑費など:1万
- 合計:16万
その他月のによってかかる固定資産税、車検費、旅費などのために年20万円くらいの予算をみています。
不動産投資の家賃収入が老後の生活費の足しに
現在は年金暮らしに不動産収入を足して生活しているので、運用しているという意識はなくなっているのですが、年金では生活費が足りないので、昔資産運用として不動産を購入していて本当によかったと思っています。
不動産は投資用として15年ほど前に購入しました。ちょうど夫の定年退職の時期だったので退職金が入り、今後の年金暮らしになり退職金で補填して生活するよりは、不動産で家賃収入を得たほうが良いと思って購入しました。
都内で住まいの近くにある2DKのマンションと、遠い九州にあるワンルームマンションです。2DKのマンションは住居の近くにあり、最初は投資として将来は住み替えても良いと思って15年前に一括で購入したものです。
当初の入居者さんが15年万ずっと住んでいてくれていて、家賃滞納も1度もないのでそのまま家賃収入を得ています。家賃は月7万5千円で、修繕管理費が1万5千円なので、6万円のあがりがあります。
もう1つの九州に買ったワンルームマンションは、ネットで少額投資用のサイトがあり、そこで200万円で購入でき3万円の家賃収入があるということで、投資の勉強として購入しました。
こちらは、2~3年に1度位くらい入居者さんの入れ替えがありますが、管理はすべて不動産会社に任せてあり、平均して2万円強のあがりはあります。どちらのマンションも10年間程度の家賃収入で元はとれています。
2つのマンションの家賃収入で8万円ほどが手元に入るお金になるので、年金の足しとしてかなり助かっています。
ただ75歳になり、そろそろ財産の整理をしていかなくてはいけないので、そのまま家賃収入を得続けて、娘2人に引き継ぐか、それが売却してそのお金で余生を過ごすか、ということを現在考えています。
不動産投資は早い時期に元が取れるならオススメ
不動産投資に関しては、ちょうど60歳くらいで年金では生活費が足りないことを見込んで購入したのですが、結果としてとても良かったと思っています。
2つのマンション購入に費やしたお金は1千万円程度でしたが、10年の運用で元が取れて、その後は純粋な利益になっています。
特に5年前に夫が亡くなり、当時夫婦で23万円くらいあった年金は半分以下の11万円になってしまい、それだけでは生活できない水準ですが、家賃収入を足すと十分暮らしていけるのでとても助かります。
貯金としてある1000万は、夫婦で仕事をしていたときにコツコツ貯めたものが500万円程度、その後、年金暮らしになってからは夫婦2人で年金に不動産収入の半分くらいを生活費に回すくらいで生活できたので、不動産収入の半分は貯金に回すようにして、それが10年間でやはり500万円程度になり、プラスして1000万円です。
現役時代の貯金500万円は、娘2人が大学を出て独立して生活し、学費がかからなくなってから貯めたものなので、52歳~60歳くらいまでの7年間くらいの間のものです。
特に運用はせずに銀行預金していました。それまでは30~50歳くらいまでの貯金は全て娘の学費のためにためていたので、それまで自分たちの老後の資金としてはまったく貯めることはできませんでした。
そのため決して褒められた貯蓄額ではありませんが、1000万円は私が介護が必要になり老人ホームに入るときの資金にもなりますし、生活は年金プラス家賃収入で娘2人には迷惑をかけずに一生暮らしていけると思っているので心配はしていません。
地味で微々たるものではありますが、まあまあうまく資産運用できた方ではないかと自負しています。
今後はコツコツ投資信託などの積立をするのがオススメ
40年位前、娘たちがまだ小さいころは、生活は常にギリギリでした。夫は小さな工場勤めで、私は他でパートで働いてなんとか生活ができました。
その後、経済成長もあり、暮らし向きは少し良くなりましたが、当時は子ども手当や学費補助のような子育て支援はなかった時代なので、子どもの学費を貯めていくことに苦労しました。
貧しいながらも食べるのに困るというほどではなかったため、苦労というほどではないかもしれませんが、日本で子育てをするにあたり、子どもの学費の問題は今も昔も親が頭を悩まされることだと思います。
前記のようにうちの場合は50歳過ぎるまでは、自分たちの老後を考えるような余裕はなかったので、これといってアドバイスもできないのですが、自分の経験からいうと子どもが巣立つまで(大学を卒業するまで)は、苦しい生活のなかでも借金をせずに子どもを育て上げること。
そして巣立ったあと、退職までも10年間くらいで老後を考えた貯蓄をコツコツしていくことがおすすめです。
私は不動産投資で結果として良かったと思っているのですが、今後は人口減もあり、また災害も多い日本なので、自信をもっておすすめすることはできません。これからならNISAを使って投資信託などで積み立てていったり、コツコツとした安全投資がよいと思います。
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