私は現在63歳で、東京都立川市に住んでいます。現在の年収は660万円、貯金は1400万円ほどです。現在は、外資系(インド)の設計会社でコンサルタントをしています。
コンサルタントと言っても、以前勤めていた企業とのコネで、現在勤めている会社へのお仕事をいただく営業です。家族は子供が3人いますがいずれも独立し、家には家内との2人生活です。
- 住居費:18万円(住宅ローン返済中)
- 税金:4万円(住民税、固定資産税他)
- 食費:10万円(生協の宅配中心)
- 光熱費:2万円
- 通信費:2万円(ネット代、新聞代等含む)
- 交通費:2万円
- 保険費:8万円(国民健康保険:5万円、生命・医療保険:3万円)
- 医療費:2万円(夫婦で高血圧治療中)
- 小遣い:自分:3万円、家内:2万円
- その他:2万円
我が家の資産運用の方法は投資信託や株式投資がメイン
現在我が家の総資産は1400万円程度あります。我が家の資産の内訳としては以下のようになっています。
- 銀行の普通預金:900万円
- 銀行の定期預金:150万円
- ネット証券の投資信託:100万円(6本)
- 国内株式:250万円
上記内容が我が家の資産の詳細です。ただ、今の状況がベストだとは思っていません。それを踏まえ今後の進め方として以下を考えています。
- 貯蓄から投資へ移行
- 預金もネット銀行を利用
- 投資信託と株式投資の比率の増加
今後は普通預金の額はできるだけ減らして、定期預金や投資信託への額を増やしていきたいと思っています(950万円⇒400万円)。これは、現在の金利を考えると、普通銀行に預けても、ほとんど利子が期待できないからです。
また、従来の銀行ではなく、ネット銀行を活用することで、少しでも金利の高いものに預けることを増やしたいです(100万円⇒300万円)。これは、ネット銀行は実店舗などの固定費負担が少ないため、金利を高く設定できるためです。
は、投資信託:100万円⇒300万円、株式:250万円⇒400万円へと増額し、投資先もバランスよいポートフォリオを組みたいと思います。
リスク高の案件は少なめに、リスク小の案件は少し多めに、等々のポートフォリオを組むことで、市場が変動した時の投資全滅を防ぐためです。投資信託や国内株式の動きは毎日のように見ていますが、これがあまりよくないのではないか?と最近では思うようになりました。
つまり、日々の動きに一喜一憂しても、デイトレーダではないので、その動きに対する対応(売買)がすぐとれるわけではないからです。また、精神衛生面でもよろしくありません。むしろ、数カ月~1年レベルで動向を追い、その上でポートフォリオの組み換えをやるほうが良いようです。
今後のための我が家の節約術
現在の収支が赤黒ギリギリの状況ですので、とにかく固定的支出を減らすように努めています。例えば、3年前には、保険費用の見直し(過剰な生命保険と医療保険)を行いました。
特に生命保険は、子供たちが巣立った後では、それほど大きな保険は必要なく、できるだけ掛金がちいさくなるように見直しをするか、思い切って全く別の掛金の小さいものに変える等が考えられます。
さらに、そもそも個人払いの医療保険は必要ないのではないかとも考えています。昨年家内が脊椎の外科手術で入院し、総額で80万円の支出がありましたが、国民健康保険の高額療養費の精度を利用すると、60万円くらいがもどってきました。
その他医療費関係でいえば、確定申告で医療費の還付申請をするということです。我が家では夫婦そろって高血圧治療を受けているので、その他の医療費(接骨院、歯科、投薬等々)を合計すると、毎年20万円を軽く超えてしまいます。
この医療費の還付申請により、これまで毎年5~10万円くらいは戻ってきました。昨年の確定申告では、医療費のほか、個人事業主として確定申告をしたら、なんと17万円も戻ってきました。
また、通信費ではキャリアスマホから格安スマホへの乗り換えはすぐに行うべきです。我が家はこれで月々1万円が節約できました。我が家ではまだ車を所有していますが、これもカーシェアを利用すれば、月々2万円は節約可能です。
最終的には、年金受給で生活費のほとんどを賄う予定で、そのためにはローンの支払いが終わるまで今の仕事を続けることと、食費の見直し10万円⇒5万円へ、保険費用の見直し8万円⇒6万円を行ったことにより、ローン支払い終了後は月々30万円の生活費が見通すことができました。
このレベルであれば年金だけでなんとか賄える見込みです。いずれにせよ、このような見通しを得るためには、現在の家庭の支出状況の把握、預貯金の把握、将来の見通しの把握が重要です。
家計の黒字化のためのアドバイス
赤字家計を、何もしないでいきなり黒字化というのは、よほどの収入増でもなければ不可能です。まずは家計の状況把握が第一です。そのステップとしては以下の方法がオススメです。
支出状況の記録
すべての細目を記載する必要はなく、住居費・食費・税金・保険費・医療費・小遣い・光熱費・通信費・貯蓄程度の分類で、使った金を記録するのです。
家計の状況の把握
毎月の支出状況を記録することで、今まで気が付かなった出費にも気が付くことができます。家計の状況を把握し、月々の支出の平均を計算しましょう。
必要性が低く削れるものは削る
収入との兼ね合いで、削るべき費目を見つけて、それを予算化します。なお、高額な顔物や支出が予定される場合は、あらかじめ予算化してとっておき、その上で残りを各費目に振り分けます。
これらを1年単位で行えば、どこに金が消えていっているのかがわかってくるので、必要な費用や貯蓄可能額も見えてきます。重要なのは、上記活動を夫婦そろって行うことです。
独身のうちは自分1人で活動できますが、家庭を持つと夫婦間でなかなか言いづらくなるケースが多いようです。その結果、互いに相手の懐をあてにしていて、ふたを開けたら全く金がなかったというケースがよくみられるようです。
金の話は、決して“汚いもの”ではなく、まじめに向かい合って、夫婦で解決してゆくものという風に、意識改革が必要です。